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いつの間にか、春が好き。

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今日は、とても暖かくて、いよいよ春なのねってうれしくなった。 若い頃は、空気がひんやりしてきて金木犀の香る秋が好きだったんだけれど、年を取るにしたがって、生命の息吹を感じる春が好きになった。 昨年の暮れに植えた、チューリップとアネモネの球根もちょこっと頭を出し始めたので、とても楽しみ。 球根を植えるなんて、子供の頃、学校でやった水栽培のヒヤシンス以来のことかもしれない。 たまたまホームセンターに行ったときに、ワゴンに球根が山盛りになっていたのを見て、亡くなった母がよくアネモネとかラナンキュラスとか植えていたなあと想い出し、買ったのだった。 今日は夫も仕事が休みだったので、一緒に食料の買い出しに。 車の中で、”年を取って春が好きになった話”をしたら、夫も同じだと言う。 「老い先短くなると、生命の大切さが身に染みるのかね?」と二人で笑った。 まあ、彼は私より5歳も若いんだけどね。 子どもの頃の5歳の差は大きいけれど、50も過ぎれば大した差はないのかも。笑 今日はピアノの練習も思うようにできたし、ほっこり温かい気持ちになれたよい一日だった。

ピアノレッスン59回目。ヤバい、ヤバい、ヤバすぎる。

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『ヤバイ』という言葉は好きじゃない。 良い時も悪い時もお構いなしにみんなが使うから。 (『ムズイ』はもっと嫌い。なんで、『むずかしい』と言わないの?) しかし、タイトルに使ってしまった。 もちろん、悪い方の意味だ。 『アヴェ・ヴェルム・コルプス』は、さておき、連弾曲『仮面舞踏会/ハチャトゥリアン』は自分でもボチボチ弾けているなあと感じていて、もしかして、私の発表会史上最高の出来になるのでは?と思っていた。 そして、今日のレッスンに意気揚々と出かけたのだが…。 1人では弾けていたのに、2人で合わせると途端に弾けない。 なんで? 思い当たるのは、次の3つ。 ①当然ながら、2人分の音が鳴っていること。 ②2人の手の位置が案外近いこと。 ③楽譜の位置がアップライトとグランドで違うこと。 楽譜の位置は横に広げてつなげてあるので、近眼&老眼の私はとても微妙で、眼鏡をかけてもかけなくても見えるところと見えないところができてしまうのだけど、グランドの方が若干高さが高いので、ちょっと遠いんだよなあ。 ①と②は、変化への対応ができない自分の弱点のせい。 何かしら「いつもとちがう」ことがあると、弾けなくなってしまうのよ。 いつもと違う音(secondパート)が鳴っているのも、手がぶつかりそうで気になるのも、途端に、弾くことに集中できなくなる要素となってしまうのだ。 でもって、楽譜が見えない。笑 あ~、先生の家に毎日通いたい! 一日一回、連弾したい! ヤバイ、ヤバイ、ヤバスギル。 えっと、あ、『アヴェ・ヴェルム・コルプス』は強弱、盛り上げ方を習った。 てか、もう、頭の中はハチャトゥリアンでいっぱいだ。

やっぱり、暗譜しなきゃね?

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大人になってピアノを再開して初めての発表会では、ショパンのワルツを弾いた。 本番では楽譜を見て弾くことにはなっていたけど、暗譜で弾けるようにがんばって練習した。 私にとって、人生初の暗譜曲だった。(過去形なのは、もう弾けないから。笑) そして、その後2回の発表会では、『フランス組曲5番アルマンド』『ゴルトベルク変奏曲アリア』『ピアノソナタK545第3楽章』は暗譜に至っていない。 やっぱり、暗譜するくらいまで弾きこまないとだめだなあって思うね。当たり前か。 ということで、一念発起、『アヴェ・ヴェルム・コルプス』を暗譜することにした。 (あらためて言うのもおかしな話で、この曲を暗譜してレパートリー曲に加えるのは、今年の目標だったはず。) ただ数をこなせば自然に暗譜できる子どもと違って、頭を使って覚えこまなければならないのがつらい。 ドレミで歌いながら覚えるのだけど、この『アヴェ・ヴェルム・コルプス』は和音が多いし、臨時記号の音符はどの音名でうたえばよいのか??? まあ、『ファの♯』なら『ファ』でいいと思うが、『ミの♯』は『ミ』なのか、『ファ』なのか。 そんなことを考えながら、目を瞑って歌いながら、テーブルの上でエアピアノしていたら、風呂から上がって来た夫に、「なんだか、”変なオジさん”みたいだよ。」と言われた。 ”変なオジさん”とはグレン・グールドのこと。 え~、そんなに唸って歌ってないと思うけど? もしかして、背中が猫背だった? っていうか、夫よ、グールドのこと”変なオジさん”と呼ぶのは止め給え!

発表会曲の選曲について考える。

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話は昨日の続きになるのだけど、発表会の曲に何カ月も取られるのがつらい、ということならば、1カ月で仕上がる曲にすれば問題ないことに気が付いた。 ただの趣味ピアノなんだから、それも、だんだん老化していくばかりのおばさんのピアノ。 そんなに鞭打ってがんばらなくてもいいわけだ。 自分が弾きたいと思った曲で、1、2か月で仕上がる曲を選べばよい。 と、ここで、問題が。 弾きたいと思う曲って、大概、私の弾けるレベルじゃないんだよねえ。 「素敵だわ~」と思う曲は総じて難しい。 う~む。どうしたものか。 実は、今日、楽譜がひとつ増えた。 ブラームスのワルツ。 弾きたいのは、15番。 全音のピアノピースが安かった(16曲で税込660円!)ので、昨日ついポチっとしたら、もう届いた。 裏表紙のレベル表を見たら、『C(中級)』だった。 やっぱり、がんばりが必要な運命なのか。

趣味ピアノの行く先。

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常々、おばさんの趣味ピアノの行方について考えたりしているのだけれど、ここ最近、小説の中のピアノ弾きや、ピアノブロガーや、ユーチューバーやいろんな人達を見て、いよいよ、私の目指す先が見えてきた気がする。 目指す先というと少々大げさで、まあ、どうピアノを楽しむのかということだ。 いろいろなところから情報を仕入れるので、どこで読んだ(聞いた?)か忘れてしまったが、趣味ピアノには大きく分けて2つの種類があるそうで、自分以外の人に聴いてもらいたいか、そうではないか、ということらしい。 今年になってから、プレインヴェンションをぽつぽつ弾いて楽しんでいる。 そう、まさに、楽しいのだ。 何が楽しいって、四苦八苦しないでもなんとなく弾けるから。 当然、この際、正しく弾けているかどうかとか、そういう細かいことは抜きである。 でも、ピアノ、たのしい♪って思えたのは実は久しぶりだった。 発表会のために、少し背伸びした曲を一所懸命に練習し、弾けるようになる楽しみもあるにはある。 が、それなりに弾けるようになるまで、苦行であることは確かだ。 そしてそれが数か月続くのは、ちょっとつまらない。 他の曲を弾きたくても、発表会曲を練習しないわけにはいかないもんね。 と考えたら、あれ?発表会、出なくてもいいんじゃね?って。 私は人に聴かせたいがために弾いているわけじゃないんじゃね?って。 だから、今度の発表会が終わったら、発表会は卒業しようかなあと考えている。 と、ここまで書いてきて、私のピアノ(の成長)を案外楽しみにしているらしい人の存在を思い出した。 今度の発表会も、たぶん、聴きに来てくれるだろう。 ああ、やっぱり、その人のためにはがんばりたいかも。うん。 P.S. ちなみに、今回の発表会曲『アヴェ・ヴェルム・コルプス』の進捗状況は、ようやく一通り弾けるようになってきた、といったところ。あと1カ月しかないけどね。うへー。

脇役ピアノ。

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『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『カゲロボ』『リヴィエラを撃て』 これらは今年に入ってから読んだ小説。 いや、正しく言うと、『カゲロボ』は読んでいる途中だが。 この4つは、音楽がテーマの小説ではないのだけれど、共通して登場する楽器がある。 そう、ピアノだ。 現在、私自身がピアノに奮闘中だものだから、小説の中で予想外に出てくるとちょっとうれしい。 『流星シネマ』に出てくる古いアップライトは「ラ」の音が少し外れていて、(『屋根裏のチェリー』は『流星シネマ』と連作なので、出てくるピアノは同じ) 、『リヴィエラを撃て』では世界的ピアニスト(だけど諜報部員)がこれまたすばらしい音色を聴かせてくれる。 ピアノの登場が続いていた私の読書タイムだったけれど、さすがに『カゲロボ』はないだろうと思っていたら、なんと、ピアノ留学するという女の子が出てきて、留学前に母校でミニコンサートをするという流れに。 いや、ピアノはストーリーのメインではないのだよ、まったく。 でも、それがいいよね。 なんとなく、脇役で出てくるピアノ。 ピアノが出てくるだけで、グッと物語に引き寄せられて、ニンマリしてしまうのだ。

ただ、サボっていただけ。

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久しぶりにブログを書いている。 毎日PCに向かっていると、どうも、それ以上PCに向いたくない気持ちが起こるのは私だけだろうか? 最近は、YouTubeを見るよりも、本を読みたいし、アナログなものを好む傾向にある。 とか言って、ただ、サボっていただけなんだけどさ。 サボり始めると、どれだけでもサボれるもんだわね。 それがどうして今日は書いているかというと、なんと、知らないうちにレンタルサーバーの自動更新が実行されて1年分のサーバー代が引き落とされたから。笑 自動更新に設定しておかなかったら、知らないうちにこのブログも消滅していたかも? WordPressでブログを書くようになってから、1年が経ったんだなあ。 心を新たに、毎日書いてみようかなあ。 「やる」も、「やらない」も、どちらも習慣なんだよね。 10年日記は寝る前の習慣となって、1日も欠かさず続いている。 これは、多くて5行だけのスペースってのが、いいね。 気負わず書ける。 ブログもそうして書いてみることにする。

ピアノレッスン58回目。結果は正直に出る。

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3月の発表会に向けて練習しているのは、モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』とハチャトゥリアンの『仮面舞踏会』(連弾)。ハチャトゥリアンはとりあえず弾けるようになってきたが、問題はモーツァルト。前回のレッスンで半分までしか弾けず、「次のレッスンまでに最後まで見てきてね」と先生に念押しされていた。 だが、最後は左手の音飛びあり、和音の連続ありの超難関が控えている。それはもう、最後の部分だけに集中練習だわね。すると、結果…。 モーツァルトの『アヴェ・ヴェルム・コルプス』 先生に「ではまず、最初から通して弾いてみて」と言われ、弾いてみたのだが、曲の最初の方はなんだか、ぐだぐだで、そんなに間違えなかったところまで間違える。比べて難関の部分の方がなんとなく弾ける感じに。 私が「とりあえず最後まで弾けるようにしなくちゃと思って、最後の部分ばかり練習してました」と告白すると、先生も「だろうと思ったわ♪あはははは。練習は正直ね。」って。 私って、まったくわかりやすい生徒だわね。笑 それでもまあ、とりあえず目途が立ってきたということで、楽譜にないところのペダルの入れ方や、この曲は聖歌なので特にフレーズ、息継ぎを大切に弾くことなどを教えてもらう。 そうなんだよなあ、歌なんだよなあ。 毎朝目覚ましにしているのは、ピアノではなく聖歌隊の合唱の方なのに、まったく意識が行っていなかったことに気づく。 ハチャトゥリアンの『仮面舞踏会』(連弾) 前回、3拍子を2拍子に感じていた問題。 メトロノーム鳴らし、3拍子を意識して練習した甲斐があって、今日の連弾ではスムーズに違和感なくできた。違和感がないというより、「3拍子」と「2音のスラー」の連続が、なんだか、クセになるリズムに感じられて、面白かった。 そして今日は、音の強弱と、テンポをゆっくりにする部分を確認。 なんとなく暗譜も出来てきた(同じフレーズの繰り返しが多い)ので、間違えても弾き直さないで続けられるようになりたいのだが…。 次回までの課題 ①『アヴェ・ヴェルム・コルプス』 歌うことを意識しよう。 テンポがゆっくりの曲なので、1音1音大切に集中しよう。 ②『仮面舞踏会』 強弱を意識。特に、primoとsecondのメロディの入れ替わりの部分。 弾き直ししない!

この時を待っていたはずなのに。

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先月、いよいよ息子(26歳)が、会社の近くにアパートを借りて一人暮らしを始めた。就職したときから、「一人暮らしをする、する…」と言いながら、なかなか実行されなかったので、夫から「するする詐欺」と言われていたのだけど、3年経ってようやく実現した。 母親にとって息子は可愛くて仕方ない存在とよく言われるけれど、私の場合、そういう気持ちはあまりなくて、小さなころから「早く対等に話の出来る大人にならないかなあ」と思っていたし、息子の世話を焼くお母さんでも全くなかった。なので、息子が小学6年の時、所属していたサッカー少年団の卒団時にチームメイトのお母さんが「(世話をすることがなくなるのは)寂しくなっちゃう」と言ったのを聞いてとても驚いたことを覚えている。私は、親がかりで大変だった少年団を卒業出来てとてもうれしかったから。 思いおこせば、私は息子を育ててきたという自覚がない。息子を産んで1か月で職場復帰(自営の美容室)したので、朝から晩まで自分の親に預けていたし、1歳になった時からは日中は保育園、夜は親に預けていた。保育園の給食でいろいろなものを食べさせてもらって、「あら?こんなものももう食べられるんだ、へえ~」ってことも多々あったし、箸だっていつのまにか使えるようになっていた。笑 少年団の時、泥で汚れたユニフォームやソックスの予洗いを風呂に入ったときに本人にやらせていて、なんとか汚れないようにプレイしている息子を見ていたコーチから「洗濯はお母さんがやってください」とクレーム来たし。笑 そんなこんなな母親業も、息子の独立で完全に卒業ということになった。この時を、もうずいぶん前から待ち望んでいたはずなのに、意外にもちょっと寂しい。夫が、「洗濯ものが少なくなっちゃって、寂しいんじゃないの?」なんて言ってきたりするので、「いやいや、ラクチンですわ~」と返してやる。ことあるごとに、息子の話を挟んでくるあたり、夫もまた少し寂しいのかな?と思ったりする。 息子は反抗期というのがあまりなくて、結構、いつも私たちとリビングにいて話をしたりしていたので、二人ぽっちになった今、少し寂しいと感じるのかもしれない。 今頃何してるかな?とか、何食べてるのかな?とか、私に似てお腹が弱いので、お腹こわしてないかな?とか、今更な感じだけど、母親感が出てきたわ~。笑 食事の前に「いただきます」、出かける前に「行っ

半世紀ぶりにシャーロック・ホームズを読んで。

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Kindleを買ってから、お試し価格のKindle unlimitedだったり、Prime readingだったりでいろいろ本を物色。まず最初に読んだのが、 『緋色の研究』コナン・ドイル。小学生の頃、シャーロック・ホームズはよく読んでいたんだよねえ。推理小説大好きだった。で、懐かしくてつい。これは、シリーズ最初の作品らしく、ホームズとワトスンの出会いから書かれている。 起こった殺人事件をホームズの鋭い洞察力で解決する、というストーリー展開で(平たく言いすぎ・笑)、まあ、思った通り、というか、まあ、それなりに面白かった。 それよりも、ホームズの人物像に驚いたっていうかね、ほら、子供の頃に子供用の本で読んだだけだし、それも半世紀くらい昔のことで、あまりよく覚えていないし、だから今回久しぶりに読んで、へえ~って思うことがいくつかあった。 ひとつは、性格がお茶目っていうか、変人っていうか、あれ?こんな人だったんだ~って思ったことと、痩せ型の高身長な人だっていうのも、イメージになかったなあと思った。 そして、一番びっくりしたのは、ヴァイオリンを弾く人だってこと! 自分がピアノを大人になってから再開したもんだから、「楽器を弾く人」っていうのにとても敏感に反応し、とても身近に感じてしまう。ホームズも私の中でグッと身近な人?になってしまった。笑 へえ、ヴァイオリンをねえ、へええ、弾くんだねえ、ほ~う。みたいな。笑 余談だけど、Kindle端末は広告なしのものを買ったので、そのとき読んでいる本の表紙が、Kindleの待ち受けになる。『緋色の研究』の渋い表紙もまた、モノクロのKindleに合っていたりして。良き。

Kindle 16GBがめちゃくちゃ便利な件。

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去年10月、ブログにKindle が気になっていると書いた二日後、実はポチッとお買い上げしてたのよ。過去に楽天KOBOを買った頃は、今ほど電子書籍の数も多くなかったし、やっぱり紙の本の方が味わいもあるしね、ということで、結局メルカリで売り飛ばしてしまったこともあり、今回も、どうだかなあと思ったんだけど。 いやあ、これが便利、便利。私の読書タイムは、パート先でのお昼休みの時間と、夜寝る前の時間。お昼休みはiPhoneのKindleアプリで読んで、夜寝る時にKindle 端末で読む。夜はベッドの中で、電気も消して、眠くなるまで読む。紙の本を読んでいた時は、部屋の明かりをタイマーで消していたのだけど、そうすると、全く眠くなくて、もっと読みたいと思っても、暗くなってしまうみたいなことがあって、何回もタイマー設定したりしていた。逆に、タイマー設定し忘れて、読みながら寝てしまうとかね。Kindle にしてからは、そういうストレスから解放されて、いつまで読んでもいいし、いつ寝てしまってもいいし、なんて便利なの!って感動している。E-inkは目にやさしくて、でも暗闇でも読めて不思議。 そして翌日、昼休みにiPhoneのKindle アプリを起動すると、「sobakoさん、昨日の夜中に〇〇ページまで読んだけど、そこまでページ移動する?」って聞いてくれるのよ、なんて親切なの!(おまけに、連続読書日数だとかまで教えてくれるお節介ぶり。笑) もうひとつ気に入っているところは、いいな♪と思った文章をメールで送れるところ。紙の本の時は、スマホで写真に撮っていた私。手元にスマホがあるときはいいけれど、そうでないと残しそびれてしまうので、Kindle はやっぱり便利。 そしてやっぱり、最大の利点は、小さく、軽く、充電の持ちが半端ないこと!これだな。本当に、買ってよかった。大満足なのである。

主婦とは名ばかりの。

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 さっき、風呂から上がって髪を乾かそうとしたら、ドライヤーから暴風が出てびっくりした。よくよくドライヤーを見てみたら、吸気部分がきれいに掃除されていた。暴風というのは間違いで、ただ単に、本来の風が出るようになっただけだったのだ。  少し前から、髪が乾きにくくなったと感じていたのだけれど、3ヶ月も美容室に行っていないので髪が伸びたせいかなあなどと思っていた。埃で空気が吸い込めなくなっていたなんて、微塵も思いつかなかった。自分の名誉?のために言うと、知らなかったというわけではない。過去には掃除だってしたことも(笑)ある。だが、今回はそんなこと頭からすっぽり抜けていた。  そして、それを掃除してくれたのは、夫である。本当にマメな人なのだ。彼と結婚したことは、私の人生最大の儲けものだと思っている。なんと言っても、結婚の決め手になったのは、「天津甘栗を食べるときに、私の分の皮を剥いてくれたこと」なのだ。あれから20年、私の目に狂いはなかった!と、主婦とは名ばかりの私は思うのだけど、彼に、なんでこんな奴と結婚しちゃったんだろう?とか思われても悲しいので、気を引き締めなければ…。笑
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