発表会で残念だったこと。



発表会が終わって早3週間。
発表会で一番残念だったのは『自分の演奏』で、結構落ち込んだけれども、まあ、この歳になると、何度となく落ち込む経験をしているせいか、そこから回復するのも早い。
毎日練習の〆には『アルマンド』を弾いている。
夏に母の一周忌で帰省したら、妹たちとセントレアの「ひこうピ」を弾きに行く予定なので、それまでになんとか暗譜したいと思っている。

実は発表会でもう一つ残念だったことがある。
それは、会場にいた人たち(子供たちやその家族)のマナー。
一緒に来てくれた息子も「今日はみんなマナーが悪かったねえ」と言ってた。
1年前の発表会ではそれほど気にならなかったけれど、今回はかなり残念だった。
会場が前回より小さかったので、目立ったのかもしれない。
他の人の演奏中に出入りをしたり、立ち上がったままで何かしていたり、話をしたり、などなど。
大人たちは自分の子供の演奏以外には興味ないのかな?
というか、子供たちをきちんと座らせて聴かせるべきじゃあないのか?
もしも、聴くことができないのなら、大人も子供も会場にいるべきじゃないと思う。
ピアノを上手に弾くことも大事だけれど、他人の演奏を聴く時のマナーを大人は教えなくてはだめだよね。

先天性の病気があった息子は、生後半年で手術をしたりして、小学校に上がるまで病院通いをしていた。
予約制とはいえ、待ち時間も多少あるし、病院の中で小さな子供をおとなしくさせることが大変なのは、子供を育てたことのある人ならわかると思う。
うちの息子は結構おしゃべりだったので、3、4歳の頃だったかな、病院で静かに待たせるために考えたゲームがある。
その名も、『だんまりゲーム』。
ルールは、至ってシンプル。
先に声を出した人が負け。
これを待合室の椅子に座って、私と息子の二人でお互いの顔を見ながら、どっちが先にしゃべるか、ニヤニヤしながらやるのだ。
これは効果てきめんだった。
「だんまりゲームしよか?」って誘うと、「やろ〜♪やろ〜♪」と二つ返事。
退屈な待ち時間が楽しいゲームの時間になったのだ。

これには後日談がある。
このゲームの話を、うちの息子と2ヶ月違いの男の子を持つ私の妹にしたところ、妹の息子ちゃんが「『だんまりゲーム』をやりたい」と妹に言ったらしい。
実は妹の息子ちゃんは私の子と違って、めちゃくちゃ寡黙で、喋らせるのが大変な子だった。
妹は「お姉ちゃん親子の話を聞いて、どんなに楽しいゲームだろう?!って思ったんじゃないの?いつだってダンマリなのに、笑える〜♪」って教えてくれた。
それでも、だんまりゲームをしているときの妹の息子ちゃんは、やっぱり、ニヤニヤ楽しそうだったらしい。

そんな、こんなで、小さな子供でも、大人がうまく導いてやれることはあると思うんだよね。
っていうか、まずは、大人からマナーを守ってほしいよ。
子供はそんな親を見ているんだからさ。








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