老いと死。



かれこれ17年くらいスーパーでレジ打ちをしている。
田舎のスーパーなので、常連のお客さんも多い。
私が仕事を始めたばかりの頃には元気に一人で買い物をしていたお客さんが、年を取り、娘さんや息子さん、ヘルパーさんなどと一緒に来店するようになった。
中には自分でお金を出すこともままならない人もいる。
それでも、お買い物に出て来られる人はいいけれど、めっきり姿を見せなくなった年配のお客さんのことは、元気にしているかなあと少し心配になる。
人間はこうして年を取っていくのだなあとか、自分の10年後20年後はこんなふうに誰かに付き添われて買い物するのかなあとか、仲良くお買い物に来ている高齢のご夫婦を見ると、私は夫といつまで一緒に買い物できるのかなあとか、いろいろ考えるお年頃になってしまった。
そんな中、今日、80歳前後のご婦人のショルダーバッグに黒の太字マジックで大きく『長寿』と書かれているのを目撃した!笑
自分で書いたのか?
それとも、どこかの偉い坊さんにサイン色紙の手持ちがないからとりあえずバッグに書いてもらったご利益のある『書』なのか?
とても謎だけど。笑

さっき、妹のビジネスパートナーでもある元夫が亡くなったとLINEの連絡がきた。
別件で入院した際に癌が見つかったと聞いたのは、つい先月のこと。
まだ死ぬには早い50代だった。

こういう知らせがあると、ぼーっと生きていてはいけないなあと反省する。
自分の生きたいように生きなければ損だし、いつ何があっても良いように、終活も始めないと…。


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