『リヴィエラを撃て』高村薫



以前は、『読書メーター』というサイトに読んだ本の記録をつけていた。
先日、何年ぶりかでのぞいてみたら、まだ私のページが残っていて、なんだかね、やっぱり記録が残っているのっていいなって思ってね、今年から、また記録をつけることにした。
場所はこのブログ。あちこち管理するのが面倒なので。

高村薫さんの小説は初めて読む。
『リヴィエラを撃て』は、作家の羽田圭介さんが若い頃に読んでリスペクトしていると絶賛していたので、読んでみようと思ったわけ。
ストーリーは平たく言うとテロリストとスパイの話。
アイルランド、イギリス、中国、アメリカ、日本が舞台となっていて、とてもスケールの大きな物語。
容赦なくバンバン人が死んじゃうし、機密をしゃべらせるための拷問も半端なく、とても女性の書いた小説とは思えない。
舞台がほとんど外国で登場人物も外国人なので、最初は名前と所属(CIAとかMI5とかMI6とか)を覚えるのがちょっと大変。笑
でもぐいぐい最後まで読めて面白かった。
思ったのは、諜報部員にはなりたくないなってこと。
だって、誰も信じられないじゃん?
心が休まる時がないよ。

そういえば、息子の所属していたサッカー少年団の同級生のお父さんが北欧の方の国の人で「スパイだと疑われて大変な目に遭ったことがある」と奥さんから聞いたことがあった。
小説の中だけでなく、実際にそういうことがあるんだなあとびっくりしたことを覚えている。
そしてもうひとつ、この物語の発端である中国の機密書類で思い出したのは、シュ・シャオ・メイ(ピアニスト)の自伝『永遠のピアノ』が読みかけだったこと!
読まなくちゃ!


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