4回目のピアノ発表会。
午前中、リハーサル。 午後1時、開演。 小さな子供から始まって、大人の出番は3時頃から。 リハーサル、やっぱり連弾がボロボロだった。 それを聴いていた毎回帯同してくれている息子が、 「合わせようとするから、いけないんじゃない?先生が合わせてくれるんだから、楽に弾いたらいいじゃん」 と言ってくれた。 「そっか、そうだね、私が合わせようなんざ、おこがましいか。」 暴走したって、先生なら合わせてくれるわね、と思ったら、すっと気持ちが楽になった。 息子は、案外ぽろっといいことを言ってくれる。 ピアノのことはまったく知らない息子で、小さな子供たちのピアノにも、「すげ~」とか言って感動しているくらいだ。 毎回、何を思って私のピアノ発表会に付き合ってくれるのかなあ? 心配なのか? ビデオ係の任務のためか? ひとりぼっちじゃ寂しいのでは?と気を使っているのか? そういえば、今年は驚いたことに、夫がね、こう言ったのよ。 「日曜日(発表会の日)、休みを取ろうと思っていたんだけど、急に仕事が立て込んできちゃって、休めなくなっちゃったんだよ」 ええ?!発表会に来るつもりだった??? いやあ、びっくりだよ。 だって、いちばん最初の発表会の時に、まだ人前で弾く恐ろしさを知らなかった私が(笑)、 「聴きに来る?」 って聞いたときには、 「いや、俺はいいよ。」 と即答だったんだよ。 その時、息子が、「応援が誰もいないんじゃあ、寂しいから、俺、行くよ」って、それ以来、毎回来てくれているわけだ。 その後、人前で弾くことの難しさを知った私は(笑)、夫を誘わなかったし、夫も特に何も言わなかったのに、なぜか、今年は自分から先の発言をしたのだ。 これは驚かずにはいられないよ。 でも、夫の前であのズタボロなピアノを披露するのは、かなり、気が引けるなあ。 なぜか、息子にはそういう恥ずかしさを感じない、不思議だけど。 ってことで?、今回もまた、恥ずかしいピアノを披露してしまった私。 う~ん、なぜ、こうも緊張するのか? 今回は、前回に引き続き深呼吸法で、手がガタガタふるえるということはずいぶん抑えられたのだけど、自覚する以上に気持ちが舞い上がってしまっていたみたい。 でもね、昨春の発表会の時は「もうピアノは、いいかなあ~」なんて、無気力状態まで落ち込んでしまったけれど、今回は、逆に怒りのパワーが出てきて、「なんで、こ