なんなら、バッハだけでもいいんじゃないかと思う件。



自分の残り時間を考えるようになってからというもの、さて、どうすれば充実した人生を送ることができるかというのが第一課題となった。

ピアノのことも再考してみる。

いろんな曲調の練習を短い曲でしてみたいとギロックの曲集を始めてみたけれど、うーん、今ひとつ、練習する気が起きない。自分が好きだ!弾きたい!と思う曲でないと、やる気が起こらないだろうことはわかっていたはずなのに、どうして「やる」ことにしてしまったのか。一時の気の迷いか?笑

私の目標は、バッハの「ゴルトベルク変奏曲」。初対面で先生にそれを伝えたら、スケール全調と、2声のインヴェンション、3声シンフォニア、と順番にやっていきましょうと言われた。そして、今、1年半、29回のレッスンでまだインヴェンション。いつになったら、ゴルトベルクに手が届くのか?

もう、なんなら、バッハだけでもいいんじゃないか?と思うようになった。

一時的にいろんな曲を弾いてみたいと思っても、やっぱり、バッハに帰ってくるのだから。ベートーベンも、モーツアルトも、ショパンも、聴いて楽しむことにして、弾くのはバッハだけでもいいんじゃないか?って。でないと、私が一番弾いてみたい「ゴルトベルク」を弾かずして人生が終わってしまう。

究極、いきなり「ゴルトベルク」でもいいんじゃないか?(←無謀・笑)ほら、あの、ラ・カンパネラを何年もかかって練習した漁師のおじさんみたいにさ。

なぜに、難曲をいきなり練習じゃあダメなのか?プロの言う「難しい」って、素人の考える次元と違うような気もするんだよね。完璧に弾こうとすると難しいけど、私みたいな素人は完璧さは求めていないというか、求めたところで弾けるわけないんだから、平たく言っちゃえば、音が出ればいいし、ゆっくりだって構わないのだ。

毎日1小節ずつだって、練習すればいつかはとりあえず弾けるようになるでしょ?まだ、自分には難しいからって、楽譜を置いておくだけじゃあ、いつまで経っても弾けるようにならないもんね。

うわ〜、なんか、やる気が出てきたぞ〜。練習始めちゃうよ〜、ゴルトベルク。こっそりね。笑

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