ピアノレッスン48回目。合格の基準、”そこ”ね。



問題のインヴェンション11を抱えて渋々レッスンに向かった。
ヨタヨタなんとか最後まで弾ける?いや、間違え放題だから弾けるとは言えない状態で。
先生に、「課題となった曲で、初めてギブアップしそうだった」と告白。
これまでの曲はどれも、難しいとか、ピンとこないとか思っても、そして、なかなか弾けなくてイライラしても、不思議とやめたいと思ったことはなかった。
それがもう、エイやっ!と途中で放ってしまいたい気持ちでいっぱいだった。
すると先生がこうおっしゃった。
「大丈夫よ。永遠にやらせるようなことはしないから!譜読みができていればOKよ!」

おおお!!!
”そこ”だったか〜〜〜!
私の合格の基準〜〜!
合格というのはおこがましいか。
ゲームステージクリアの条件だね。
先生の言葉を聞いて、私の頭ン中の霧がサァ〜〜〜っと晴れた気がしたよ。
いつも、まだ全然弾けてなくね?ってずーっと思ってた。
それらが一気に腑に落ちて、清々しいくらいの気持ちだよ。
そしてなんとなく気が楽になった。
まだまだファーストステージにいる自分だけど、徐々にセカンドステージ、サードステージ、とクリアできるように頑張ればいいじゃんって。

それから、もう一つ、先生からのアドバイスで、気がついたことがある。
気づいたというか、まあ、薄々勘づいてはいたけどさ。
インヴェンション11は先生が練習していた子供の頃、そのまた先生に、
「この曲は短調の曲よ、ちょっと想像してみようか。そうね、あなたはお姫様。大きなお城の中の狭く暗い部屋に一人閉じ込められている。どう?そんな気分にならない?この曲。お姫様の気持ちになって弾いてみて。」
って言われたそうだ。
プロの音楽家然り、趣味で楽器をする人然り、よく、曲から連想するイメージを語っておられる方は多い。
この先生のようにストーリーを感じる人、漠然とお花畑なんかをイメージする人などいろいろ。
ところが私、想像力ってものが欠如している。
確かに、楽しそうとか、悲しそうとか、怖いとか、形容詞では感じても、具体的なイメージは全く皆無。
う〜ん、こればっかりは、どうすればいいのか?
仕方ないので、私の人生の中で起こった出来事でも、当てはめてみるか?
あ、今まで読んだ本の主人公でもいいか。
とにかく具体的にイメージすることを少し訓練してみようかと思っている。

なんて書きながら、モーツァルトK545を弾く藤田真央さんを見ていたら、なんか、第2楽章で真央さんの頭に、はなかっぱのようなお花が乗っかっているような気がしたよ。笑
はなかっぱ、ご存じ?

緑いっぱいのやまびこ村に、頭に花がさくかっぱの家族がすんでいます。 おじいちゃんは「はす」。 おばあちゃんは「かすみそう」。 お父さんは「ひまわり」。 お母さん…
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次回の課題
①インヴェンション15
発表会もあるので、無理せず片手だけでもOK。
②アリア BWV988/1
出だしのテヌートの音や、最後の6小節の内声の音を意識して弾こう。
③K545 第3楽章
例えば1〜3小節目の長調の和音の弾き方と、28〜32小節目の短調の和音の弾き方を区別しよう。








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