スーパーのレジ仕事って。



YouTubeで、たまたまおすすめ動画に出てきた、歯に衣着せぬ物言いをする面白い男の人。
「ひろゆきって人のYouTubeめちゃくちゃ面白いんだよね…」って言ったら、夫も知ってる有名人だった。
ググったら、2ちゃんねるの開設者だったんだね。
私、かなりハマってしまって動画を何本か見ていたら、
「スーパーやコンビニのレジ仕事は誰でもできる仕事。一生やる仕事じゃない。学生のアルバイトなら良いけど、10年も20年もこの仕事をしている人は時間を無駄に使っている。」
とバッサリ。
私はスーパーのレジで働いて今年9月で丸17年になる。
私自身、レジ仕事は誰でもできる、代わりはいくらでもいる、最近では機械に取って代わられてもいる仕事だと公言している。
だが、他人から言われるとあまり気分の良いものではない。
何年も前に、年配のお客さんから面と向かって「誰でもできる仕事だ」と言われた時には、「じゃああんたやってみろよ!大変なんだぞ!」と心の中で悪態ついたこともある。
ひろゆき氏に対しては、何に対してもこういうスタンスな彼なので、敵がいっぱいいそうだなあとは思うけど、特に文句を言いたいとかは思わない。

今日は、『レジ仕事は誰でもできる』という私の考えは変わらないが、レジ仕事を経験する前とした後では少し認識が変わったことを書いてみたい。

レジ仕事って、
①ピッとバーコードをスキャンする
②会計をする
この二つだと私は思っていたし、大抵の人はそう思っているだろう。
ところがね、『人』って重要なのよ。
『サービス業』なのよ。
一番びっくりしたのが、『レジ係を選んで、そこに並んでいる』お客さんがいるってこと。
・テキパキ手早い作業で待ち時間が短い
選ぶとすれば、まあ大抵の人がこれだろう。
(のんびりやの私は、これさえ考えないでレジに並んでいたけどね・笑)
・商品の扱いが丁寧
・上手に袋詰めしてくれる
・笑顔で気持ちの良い応対

などは、接客業なら当然といえば当然だけど、できていない人はいっぱいいる。
(それでも勤められる(?)から、”誰でも出来る仕事”と言われてしまうのかも)
一番私が意外だったことは、
・レジ係と話をしたいお客さんがいる
ということ!
特に、年配のお客さんに見られる傾向だけど、世間話だったり、自分のことだったり、何かしらしゃべりたい人がいて、気心知れたレジ係を選んでいるのだ。
最近は、急速に進んだ決済方法の変化や、スマホのアプリなど、わからないことがあって、馴染みのレジ係なら聞きやすいというのもある。

私の働くスーパーも『お客さま第一の接客をしましょう』なんて理念は掲げていても、実際に私たちレジ係に求められるのは『手早くお客さんを捌くこと』ばかり。
段々と、スピード重視の殺伐としたスーパーになってしまっている。
まあ、一人一人と世間話をしていてはレジは長蛇の列になってしまうから、現実的ではないかもしれない。

それでも、なんだか、世の中全体が、時間に追い立てられているような、心に余裕のない人が増えているような、そんな気がするんだよね。
宅配便だって、頼めばすぐに届くし、携帯電話が普及して、連絡取りたい人にはすぐに取れる。
『待つ』ということができない人が増えているよね。
ちょっと、忙しく寂しい世の中だ。

私ね、もし宝くじでも当たってたくさんのお金が手に入ったら、やってみたい事業があるんだ。
それは、スーパーを経営すること。
どんなスーパーかっていうと、昭和の商店街のような、対面式の売場の並ぶスーパー。
八百屋さんのような青果売り場で新鮮な野菜を選んでもらいながら「これ、おまけつけとくよ〜」なんておまけまでもらったり、魚屋さんのような鮮魚売り場で「今の旬は何?」「こうやって食べるのが一番だよ!」って教えてもらったり、肉屋さんのような生肉売り場で「これを100g、こっちを150gちょうだい」って必要な分だけ量り売りしてもらったり、焼き立てパンを買うことができたり、加工食品部門なら、新商品の試食コーナーがあったり。
人とのコミュニケーションがいっぱいあって買い物が楽しくなるようなスーパーだ。
私が行きたいなあ、あったらいいなあと思うお店だから、きっと、来てくれるお客さんもいっぱいいると思うんだけど、『子供のような夢』の話だわね。
「私、将来、お菓子屋さんになりた〜い♪」みたいな。笑
そもそも宝くじも買っていないので当たらないし。
あっ、クラウドファンディングすればいいか?
賛同してくれる人がいるかどうかも測ることができるしね♪
ユニコーン企業を目指す???笑







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