新感覚！インヴェンション７番。

いつも次の課題に取り組むので精一杯になってしまう大人ピアノ。（他の人は違うのかもしれないが）
今までやった曲を復習する余裕がないので、弾けていた曲もそこをピークにすぐに弾けなくなる。
なんだか、これで良いのか？って、かなり残念な気持ちになっていた。

ところが、この間、ふっとインヴェンション７番、久しぶりに弾いてみよっと軽い気持ちでやってみた。
７番はシャープ♯１個（ファ）のホ短調なのだが、その前にやってた練習が１４番（変ロ長調）と１１番（ト短調）で、フラット♭２個（シとミ）の曲だったので、ところどころ余分に♭が着いちゃったりしたものの、あれ？意外に弾けるんじゃ？って思った。
（私は、調の違う曲に移っても、前の曲の調のままのシャープやフラットで弾いてしまうという切り替えスイッチのなかなか入らない大人ピアノなのだ（他の大人は違うだろうが・２回目）。）
ま、それは仕方ないとして、７番、意外である。
課題としてレッスンしてもらっていた時に先生から、
「sobakoさん、今までで一番安心して聞いていられるわね」
のお言葉をいただいた曲である。
決して好みの曲だったわけではないけれど、自分でも今までとはちょっと違う手応えだった。
やっぱり、そこまで弾けるようになる（自分比だが）と、復習で弾く時にもスムーズに弾けるのかなって、これは、自分の中で大発見というか、新たな可能性というか、自分ももしかしたら、何曲もレパートリーを持つことができるのかもしれないって嬉しくなった。
『体が覚えている』という感覚は、大人になってから始めたことには感じることができないと思い込んでいたので。

実は、もう一つ、この曲が弾けるようになったきっかけが、こちらの動画。
好みじゃなかった７番を素敵だと思わせてくれて、かなり影響を受けた。
見てみて。