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5月, 2023の投稿を表示しています

ピアノを弾く人はまじめ?

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先日も紹介した本『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』、毎晩読み進めている。 この本に出てくる芸大の天才たちの話に、弾く楽器によって学生の特徴がことなるというのがある。 オーケストラを見ているととてもよくわかるらしい。 楽器の音がその人柄を作るのか、それとも、その人柄だからその楽器を選ぶのか? 中でも一番おもしろかったのは、多くの学生が認める、『一番チャラいのは声楽科だ』っていうこと。 その理由は、人間の体自体が楽器だから、らしい。 詳しくは本を読んでみて。 そして、ピアノ科の学生は、とても練習熱心?で1日の練習も時間数が半端ないのだそうだ。 あまりに練習時間が多くて、恋愛するのも難しいらしい。 恋人ができても、会える時間がなさすぎて、なかなか相手に理解をしてもらえず、さようならしてしまうことに。 まじめなんだなあ。 単に、ピアノは音数が多いから(ひとりオーケストラだもんね)、必然的に練習量が多くなってしまうのかな。 私もピアノを再開して以来、いろいろな人のブログを読むことが増えたけれど、総じてピアノ学習者の人はまじめだよね。 ああだ、こうだ、試行錯誤し、反省し、練習に励んでいる。 いつも、すごいなあ、みんな、尊敬しちゃう♪って思う。 自分は、と言えば、どうかな? みんなと比べると、ピアノに対する熱量が低い気がするなあ。 もっと、ゆるゆるできないものかと、日々考えている。笑 あれ?こんなに考えているってことは、私も真面目なひとってことなのか?笑

危うい所で、セ〜〜〜フッ!!

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Apple 信者の私は、10年以上Macを使っていたのだけど、在宅ワークを始めてからは、やはり、事務仕事にはWindowsの方が何かと便利だと思うようになってきた。 長い物には巻かれろってことかな。 ユーザーが圧倒的に多いから、わからないことも解決しやすい。 で、少し前から、MacBookにWindowsをインストールしてOSを半々に分けて使っていた。 が、キーボードはMacなので、ショートカットキーとかなんだかややこしい。 老眼で目も見えにくくなってきて、13インチPCにも限界?を感じ、思い切ってPCを新調することにした。 なるべく安いWindowsPCを探して、hpの15.6インチを¥5,9800で購入! いやあ、画面が大きいのは良いねえ、仕事がやり易い。 と喜んでいたところへ、在宅ワークのチーフから1通のメールが届く。 なんと、お仕事終了の連絡だった! そんな〜、急すぎるじゃあないのッ!しかも新しくPC買ったのにッ! 外注された業務を取りまとめている会社に登録し仕事を分けてもらっているのだが、件の仕事は私が在宅ワークを始めた当初からずっと続いている仕事で今年で3年目、業務自体は10年以上になるもので、毎月安定して仕事ができた。 今回、私の登録している会社から、別の会社に外注されることになり、2か月後に業務終了の予定となったのだ。 この仕事に関しては、まったく、終了することを予測していなかったので、非常にびっくり。 とともに、ああ、フリーランスの仕事はこういうことがあるのだなと再認識。 しかし、希望する人には、次の会社への橋渡しをしてくれるということで(優しい♪)とりあえずは希望をだしていたが、確約はできないとのことだったので、年齢も年齢だし、引き続き仕事させてもらえないかもと腹をくくった。 この仕事は、とてもたくさんのルールがあって、作業も細かく面倒な割には単価が安いので、最初の頃は仕事ができるだけでうれしかったが、そのうち、もっと割の良い仕事があることを知ると、なんだかなあ…という気持ちではいた。 それでも、毎月安定して決まった収入が確保できるのは安心だったので続けていたのだ。 驚いたのは、もし次の会社で継続して業務にあたらせてもらえた場合、単価が今のほぼ1.5倍の契約だということ。 ええ~ッ?!ってことは、今までかなりの額をピンハネされていたってこと???

またまた増えてしまった楽譜

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先月、次の発表会の曲を決めるにあたって、ずいぶん楽譜を買ってしまったので、もう当分は楽譜を買うのを控えようと思っていたのに、ああ、タイトル通り、またまたポチってしまった。 買ったのは『平均律クラヴィーア曲集』。 きっかけは、BWV881に出会ってしまったから。 調べたら、この曲は2巻の方に入っていて、ならついでにと1巻も買ってしまうという事態に。 完全に楽譜に対して、タガがはずれている。 ピアノを弾く人なら、みんなそうだよね?ね?、そう思いたい。 しかし、2年以上かけてインヴェンションがようやく終わったばかり、まだシンフォニアもやっていないのに、平均律ってどうなの?って思って、ちょっと買う前には躊躇はしたのよ。 でも、こんなYouTubeをみつけてね、あれ?フラットは4つ付いてるけど、音数は多くはないから、どう?弾けるんじゃ???と希望を持ってしまったわけ。 まあ、バッハの楽譜って、弾けそうで弾けないのはわかってるけどさ。笑 でも、持ってるCD(グールド)で聴いたことがあったはずなのに、なぜ今更この曲が響いたのか。 あらためて聴いてみたら、ありゃ~、テンポが~~~。 全く違う曲だわ、こりゃ。笑 でも、グールドのBWV881は躍動感の中に影の部分もあって、妙に惹かれる。 そうなのだ。 グールドの演奏は麻薬なのだ。(麻薬をやったことはない。念のため・笑) 聴けば聴くほどハマる。 BWV881の楽譜はまだ到着していないけど、到着したら、ちょびちょび練習してみようかな。

口笛と電子ピアノと倍音

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『最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常』(二宮 敦人著)を読んでいる。 まだ途中なのだけど、これがとても面白い。 東京芸大は国立なだけにとても狭き門で、イコール天才がいっぱいいるらしい。 「音校」と「美校」と呼ばれる音楽学部と美術学部の二つがあり、この本は各学部の違いや学生たちのインタビューで構成されている。 天才の人たちから「天才だ」と推される、天才中の天才たちのエピソードがめちゃくちゃおもしろく、へ~そうなんだ~の連発だ。 今まで読んだところで、一番興味をそそられたのは「口笛で芸大に入った学生」の話。 2次試験「自己表現」で、口笛で『チャルダッシュ』を吹いたのだそうだ。 口笛の世界チャンピオンにもなっている彼は、「口笛をクラッシック音楽に取り入れたい」のだという。 いろいろな奏法があり、利点がたくさんあるのだが、欠点もいくつかあって、その中で大きな欠点となるのが、「倍音が出ない」ことらしい。 倍音は楽器によってさまざまで、それがその楽器の特徴になるのだけれど、その倍音が出ないということは、機械音のような味気ない音になってしまうのだって。 普段何気なく聞いている音にそんな違いがあることを、あらためて気づかされた。 電子ピアノの倍音ってどうなっているのかな? YAMAHAやKAWAIの公式ページでも、そういう記載は見つけられなかったが、上位機種だと倍音の鳴るものはあるけれど、誰が弾いても同じ音(サンプリングの再現?)になるので、アコースティックの音とは違うと言っている楽器屋さんやピアノ講師の方がいた。 実際、うちのKORG(3万円台くらい)も、アップライトピアノに取り付けたサイレント機能の音も、倍音は出なかった。 しかし、そもそも、電子ピアノの倍音ってどんな風に聞こえるのかな??? アコースティックみたいに確認できるものなのか? それとも、鳴らした音とともに倍音の分まで一緒に鳴っているのだろうか?(←言ってる意味わかる?) 謎だわ~~~。 ★天才の口笛『チャルダッシュ』↓

テレビ体操のちょっとした楽しみ

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以前のように毎日欠かさずとはいかないけれど、最近またテレビ体操をやっている。 父の運動不足も気がかりだけど、自分だって休みの日は用事がなければ完全ひきこもり。 人のふり見て我がふり直せ、人のことを偉そうに言ってる年ではない。 テレビ体操はご存じの通り、ピアノ伴奏で体操をする。 これまでテレビ体操の伴奏なんて、気にも留めなかったのだが、自分でピアノを練習するようになって、おお?っと思ったことがある。 テレビ体操の伴奏は、現在3人のピアニストが交代で担当している。 今までクラッシック音楽のピアノ聴き比べはしたことがあるけれど、奇しくも、テレビ体操の伴奏聴き比べとなったのだ。 いや、ある時、あ!この音、好きだわ~って思ったことがきっかけで、誰~?このピアノを弾く人は?となったのだ。 毎日体操の前に、「今日のピアノは○○さんです」って紹介があるのに、私ったらまったく興味を示さず、3人ピアニストがいるっていうのも、この出来事があって調べて知った次第。 そして、私の推しは、細貝柊さん。 なんといっても、音が明るく軽快で、体操がしやすい。 全然違う! 「今日のピアノは細貝柊さんです」と聞くと朝からちょっとうれしくなるのだ♪ 他サイトでの再生不可のようなので、こちらのリンクから聴いてみてね♪ https://youtu.be/k9omV9nAhds

男子の一人暮らしって。

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ユーミンのコンサートの日、会場(埼玉スーパーアリーナ)から徒歩15分のところに住んでいる息子のアパートに行ってみた。 今年の1月から一人暮らしを始め、私は今回が初訪問。 今までの息子の部屋の状態を思うと、いささか不安もあったけど、行ってみたらば、あら、案外きれいにしているのね、って感じだった。 言ってみればまだ4か月だから、そんなに荒れ放題になっていても困るけどさ。 加えて、予告訪問だしね。笑 息子が小さいころから、なんでも自分でできるようにと(本当は私が面倒なだけ?笑)、あまり手をかけてこなかったので、それなりに掃除も洗濯も簡単な料理もできて、生活には困っていない様子。 大人になったなあと実感。 ていうか、27歳だよ、大人だよもう、当然。笑 いや、自分の27歳の時を考えてみたら、実家暮らしで家のことは何もやったことなかったなあ。 ひどい娘だ。 先日、妹たちからLINEが来て、実家で一人暮らしの父について相談があった。 父は88歳。 母が亡くなって1年9か月の一人暮らし歴である。 母は専業主婦だったので、父が家のことをやるということは皆無だった。 だから、母が認知症で寝たきりに近い状態になって、料理こそできないけれど、身の回りの世話を父がするのを見て、私は感動するくらいに見直したのだった。 わがまま放題の母に、父はとてもやさしかった。 母が亡くなってしまって、父はどんなに寂しい思いをしているのだろうかと思うのだけど、寡黙で、あまり感情を表に出す人ではないので、実際のところはわからない。 のびのび一人暮らしを謳歌してくれていればいいのだけれど…。 で、妹たちからの悲鳴。 ①父が家に引きこもっている! ②家の中がスーパー汚い状態になっている! もともと社交的ではないし運動好きでもない父だし、家の掃除だって今までやってこなかった父なので、まあ、こういう状態になるのは目に見えていたことだけど。 父の唯一の外出として毎日通っていたコンビニが最近閉店し、食生活はネットスーパーと宅配弁当になり、引きこもっているらしい。 唯一、家から出るのはゴミ出しか? 昨夏、母の一周忌で帰省した時に、歩くのがおぼつかない感じになってきたなあと思っていたので、うーん、心配だ。 妹が「誰ともしゃべらないで、体も動かさないで、よくボケないよね」っていうから、「PCゲームで頭使ってるんじゃない?」と私。

『グレースの履歴』なんて、深いのだろう…。

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NHK BSプレミアムのドラマ『グレースの履歴』を見ての、原作読み。 著者・源孝志さんは、お初。 脚本も演出もされたみたいね。 まず、このドラマの、なんとおしゃれで格好いいこと! エスハチと呼ばれるHONDAのS800(赤のオープンカー!)が物語の核となる。 エンディング曲が流れる中、まっすぐに伸びる1本道を、主人公・美奈子を演じる尾野真千子さんがサングラスを頭にストレートヘアをなびかせてエスハチで走る姿を見ただけで、ほうっとため息がでてしまうよ、美しすぎて。 この道は滋賀の「メタセコイヤ並木」といって名所なんだね。初めて知ったけど。 エンディングの曲はすっごく良いのに曲名はわからず。 歌っているのは武田カオリさんという人らしい。声がね、とても特徴的。 初めは、音楽と映像と、渋い役者陣に完全にノックアウトされてしまった。 その後、物語の深さに感動し、私の蔵書が増えることになったのだ。 旅行先のフランスで交通事故に遭い亡くなってしまった妻・美奈子の愛車”グレース”のカーナビに残された不可解な履歴を、夫・希久夫がたどり、いろいろな人との出会いを通して妻の秘密にせまる物語。 もうね、美奈子の希久夫に対する愛情に感動した。 ほんとうにね、ここまで深く人を愛せるなんて、うらやましい! 激しい男女の愛というよりは、慈愛に近い感じ。 そして昨日、読み終わりたくないのに、ついに読み終わってしまった。 でも、心にぽっかり穴が開くというよりは、愛を分けてもらった感じで温かい。

ユーミン万歳!

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50周年記念のコンサートに行ってきた。 「あの日に帰りたい」を聴いて大ファンになったのが中学1年のとき。 あの曲に魅入られてしまう13歳って、なんて大人なんだ!と今になると思うよね。 そして、あれから半世紀近く経ってしまったことに感慨深くなる。 コンサートは、かつてそんな大人びた子供だった?おじさんおばさんの群れだった。笑 そして、相変わらずパワフルなユーミン! コンサートは3、4回目、前回行ったのは独身の頃なので、もう30年くらい前。 今回はスタンド席を選んだんだけど、アリーナ席が案外少なくて、そこから続く2階席8列目だったので、とてもステージに近くてラッキーだった。 別に顔が見えなくても聴ければいいと思って取ったスタンド席だったけど、やっぱり、顔が見られるのはうれしい。 かつてのユーミンのコンサートといえば、何トンもの水を使ったり、本物の象が出てきたり、サーカスやシンクロナイズドスイミングとの共演など、まあ肝を抜く演出がすごかった。 私はその頃にしか行っていないので、それと比べると今回のコンサートはこじんまりしてたかなあ。 でも、ユーミンの言った通り「火が熱かった」かな。笑 50周年のベストアルバムを購入したことがきっかけで、今回のコンサートに行くことになったわけだったのだけど、実は、購入したアルバムは買っただけで全く聴いておらず、コンサート1週間前から一緒に行く夫の予習?のために家で流していた。 ベストアルバムなので知ってる曲ばかりだし、あらためて聴く必要性を感じていなかった私は、ここでめちゃくちゃ驚くことになる。 最初は「ん?」という違和感。 あれ?ユーミンの声ってこんなにクリアでのびやかだっけ??? あれ??まさか、全曲録り直し? いやいや、アレンジは変わっていないような? そしてグーグル先生のお世話になる。 なんと、50年来のユーミンの曲のすべてのトラックが、音(楽器)別に保存されていて、今回それらを使い、気に入らない(松任谷さんの)部分は新たに加えて、組み直したらしい。 昔の名曲がCDになったり、テレビ、ライブで披露されるときに、アレンジを全く新しく変えてしまうアーティスト(歌手)がよくいるけれど、私的には昔のまま歌ってほしいんだよね。 良かれと思って新しくしてくれているのかもしれないけれど、曲がぜんぜん違っちゃうんだもん、なんだかねえ。 と思っていた

ピアノレッスン64回目。楽しいレッスンにするには…。

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パルティータ第1番プレリュード トリルの部分のリズムを間違えてしまっていることを指摘された。 前回のレッスンで教えてもらったはずなのに、まったく自己流で違うトリルになっていた。 トリルは装飾音だから(あたりまえ)、 ①まずはトリルなしのメロディを覚え、 ②そのあとに装飾を入れる音符を確認し、 ③弾く。 この順番で譜読みしないと、元のメロディは何?ってことになっちゃって、違う曲になってしまう。 完全に最初からやりなおし。あ~~。 バッハの小プレリュードBWV938 前回のブログで、この曲の速さを「付点四分音符=60~69」と書いたが、私の持っているもう一つの楽譜では「=80」になっていた。うへ~。 結局、もっともっともっと速くッ!!ってことなわけだけど、私のテンポはまったく上がらず、というか、テンポを上げることに興味を失っている状態。 まあ、テンポを上げようとするとボロボロになるんで、嫌になってるだけかもしれないが。 今日のレッスンでは、強弱でメリハリをつけることを教わって、とても弾くのが楽しかった。 やっぱり、楽しく実り多いレッスンにするには、準備が必要だってことだ。 先生が提案してくれた弾き方に少しでも反応できると、充実感がある。 BWV938はある程度弾けるようになってきたので、楽しく感じられたのだと思う。 そう、いつも、いつも、準備が足りない自分に反省。
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