初めてドビュッシーの魅力を感じた演奏。



NHK BSプレミアムの『クラッシック倶楽部』という番組を毎朝録画しておいて、休みの日に見ている。

さまざまなクラッシック音楽をさまざまなアーティストの演奏で聴くことができるので、私みたいなクラッシックをあまり知らない人にとっては知見を広げるのにとても役立つ。

そして今日も収穫あり!

アリス・紗良・オットさんというピアニストは初めて知った。

今回番組で放送されたのは、2018年に「ナイトフォール(逢魔時/おうまがとき)」をテーマにしたコンサートの録画映像だった。

「逢魔時」とは、太陽が沈んで暗くなりつつある時間帯、黄昏時のことだそうだ。

「黄昏時」というと何やらロマンティックというか、少々寂しい気持ちもある感じだけれど、「逢魔時」というと、ちょっと不穏な感じがする。

と思ったら、やっぱり、夜の時間に突入して、魑魅魍魎の出番になるということらしい。笑

コンサートでは、青を基調とした舞台演出で、とても幻想的な雰囲気の中、演奏されたのはドビュッシーとサティ、そしてラヴェル。

うーん、どれも私の好みではない作曲家だった。(ファンの人には申し訳ない。仕方ないよね、私の大好きなバッハだって退屈な人には退屈なのだろうし。)

ところが、アリスさんのピアノには惹き込まれてしまってね、驚いた。

へえ、ドビュッシー、サティ、なかなかいいじゃあないの!

演奏家でずいぶんと曲の印象が変わる。

私の中ではロマンティックな軽音楽的なイメージだったのが、もう少しなんていうのかな、重厚とまでは行かないけれど、深みがあるイメージ?、ボキャブラリーが少ないのでうまく言えないけれど。

で、「弾いてみたい」と一瞬思ったが、血迷ってはいけない。

だって、今まで他の名ピアニストが弾いたって響いていなかったんだもん、私が弾けるわけがないのだ。

おそらく、彼女だから、イイのだ。

 

▽夢/ドビュッシー 演奏/アリス・紗良・オット


Debussy: Rêverie, L. 68

 

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