記憶には、頭で覚えるものと、体で覚えるものの2種類あるそうだ。
そして、頭で覚えた記憶は忘れてしまうけれど、体で覚えた記憶は一度しっかり覚えてしまうと忘れないのだそうだ。
よく言われる、自転車に一度乗れるようになると、その後何十年乗っていなくても乗ることができるってやつ。
どうも、記憶される脳の場所が違うらしい。
私の子供の頃に練習した『エリーゼのために』もどうやら自転車乗りの記憶と同じ場所に仕舞われていたようだ。
何十年も弾いていなかったのに弾けるんだものね。
そうやって考えると、子供の頃にピアノを習わせてくれてありがとうと両親に言いたい。
だって今、57歳でまるっきり一からピアノを始める人と比べたら、明らかに楽にピアノと向き合えるわけだからね。
そして、子供の頃の自分に言いたいことは、なぜもっと、練習しておいてくれなかったのか!(怒)ってことかな。笑
新しく記憶が蘇った、ベートーベンの『ピアノソナタ第20番op.49-2』も、改めて練習してみようかなと思っている。
せっかく、体が覚えているのなら、レパートリーとして増やしたいし、復習することで次につなげられるかなあと思って。
何より、前回記事に挿入したブレンデルさんの演奏がとてもよかったってこともある。
こんなに素敵な曲だったのか!って。
初級者でも弾ける曲も、弾く人によってこんなに違うんだね、ピアニストってすごいねって。
↓ お聞きになっていない方はどうぞ
0 件のコメント
コメントを投稿