2023/11/14

今日は、思い出の埼玉県民の日。



思い出の、と書くとなんだか良い思い出を想像させられる気がするなあ。
嫌な思い出の場合は、何と書けばよいのか?
「嫌な思い出 言い換え」で検索したら、当てはまるのはそのまんま「嫌な思い出」だった。笑

20年前の今日、sobako家は空き巣に入られたのだ。
当時、家から車で5分とかからない場所で夫が飲食店をやっていて、姑と私はそれを手伝っていた。
夫は朝から晩まで店で働いていたが、姑はランチタイムが終わると自宅に戻り、また夕方5時に店に出勤し、閉店まで勤務。
私は息子がまだ小学1年生だったので、学校から店に帰ってくる息子と一緒に夕飯を食べてから夜8時には家に帰るという生活だった。
犯人は、姑が夕方出勤する17時から、私と息子が帰宅する20時までのおよそ3時間弱の間に犯行に及んだのである。

その日も夜8時頃、息子と一緒に車で家に帰宅。
玄関のカギを開けると、す~っと風が通って、ん?と思った。
玄関脇の姑の部屋のふすまが5センチほど開いている。
いつもきっちり閉まっているのに変だなあと思い、ふすまを閉めようと近づくと、明らかにそこから空気の流れを感じる。
あれ?と思って開けてみたら、いつもきれいな姑の部屋は散らかっており、掃き出し窓のガラスが割られていることに気が付いた。
しかも、鍵のある部分だけ!
え~~?!どろぼうじゃん?!
まじか!
考えてみたら、帰宅するといつも出迎えてくれる兄妹猫のビビとチョコの姿もない。
動転したけど、すぐに110番通報し、夫にも電話をし、外でみなの到着を待った。

部屋中ぐちゃぐちゃに荒らされており、取られたのは夫の高級腕時計、姑の宝飾品、私のノートパソコン、そして置いてあった多少の現金。
通帳の類は足が付くからか(?)盗まれていなかった。
犯人は未だつかまっていない。というか、とっくに時効だね。

--- ここで犯人目線で一首。
『「この家がいいね」と君が言ったから 県民の日は空き巣記念日』sobako

たぶん、用意周到に狙われたのだと思う。
飲食店だから売上金などの現金を置いていると思ったのだろうが、そこは当てが外れてちくしょう!って思ったかも。笑
夫曰く「空き巣事件の少し前から日参していた二人組の男の客が、事件を境にピタッと来なくなった」そうなので、おそらく、私たちの行動パターンを探っていたのかもしれない。

怖いわ~。知らぬ間に観察されていたなんて!

--- ここでsobako目線で一首。
『県民の日が来るたびによみがえる 恐怖の違和感 空き巣記念日』sobako

不幸中の幸いは、事件当日犯人と鉢合わせしなかったこと、盗まれたノートパソコンが悪用されなかったこと、かな。
一番の被害者は、兄妹猫のビビとチョコ。
家から出たことのない彼らは、ただでさえ人が怖くて、玄関の呼び鈴がなると、ダダダーーーッと二階に駆け上がって逃げてしまうくらいなのに、見知らぬ男たちが部屋を乱暴に物色している間、生きた心地がしなかっただろう。
寿命が縮まったのでは?(と思ったが、2匹とも20歳近くまで生きてくれてほっとしたよ♪)
でも、事件当日は警察も来たりであわただしく、2匹の声も姿もなくて、いったいどこにいるのかと思っていたら、警察が帰ってしばらくして、押し入れの奥の方で光る眼を発見し、救出した。
ずっと隠れていたんだね、かわいそうに。

あ、そういえば、空き巣の恩恵もひとつあったのだった。
姑が嫌がって飼えなかった犬を飼えることになったこと。
番犬という大義名分のもとにやってきたのは、黒柴犬のQちゃん(♀)。
物おじせず、とてもお利口なQちゃんの話は、また、そのうち。






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Maira Gall