そして、出逢ってしまった…



「素敵な木目」とお店のお兄さんがいうそのピアノは、リンゴの木の外装で、赤味の中に黒の縞模様みたいな木目でとても斬新だった。笑
あまりに斬新で、どこのメーカーのピアノだか失念してしまったわ。
人と違うものが好きな人にはいいのかな~。

「あちらのピアノは、とても人気があるんですよ」と次に紹介してくれたのは、シンプルに黒のピカピカ輝くピアノ。
でも、高さが114cmということで、黒でもまったく圧迫感がなくかわいい。
黒のピアノには興味はなかったのだが、せっかくなので、弾いてみようと椅子に座ると、目の前にメーカーのロゴが。
『C.BECHSTEIN』
おお!これは、世界3大ピアノのベヒシュタインじゃあないの!!
ロゴの色と合わせてペダルの色もシルバーでとてもスタイリッシュ♪
さて、どんな音がするんだろ?ワクワク♪とばかりに、鳴らしてみた。
もうね、もうね、音の広がりが全然違う。
ぶわ~~~っと大きく広がって、うるさくない。
うるさくないって書くと、なんだか変な表現だけど、アップライトピアノって、音が全部自分に向かってくる感じがするんだよね、グランドと比べると。
私だけかな?こんな風に感じるのは。
でも、この『ベヒシュタインA.2』の音はグランドみたいな音の広がり方だった。
それでもって、とても弾きやすい!
自分のピアノがうまくなったような錯覚に陥る!
いつまでも気持ちよく弾いていたい気持ちになる。
ピアノを再開してから弾いたことのあるピアノの中で、こういう感覚になったのは、Shigeru Kawaiと、このベヒシュタインだけだ。
完全にノックアウトされてしまった。
が、ピアノの上に置いてあったプライスカードを見て、はああぁ…そりゃそうだわね…。
お値段ニヒャクキュウジュウナナマンエンなり。笑

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